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日向村



山すその小さな村は お日様と
炭焼きの匂いで いっぱいだ
年に一度か 多くても二度
私はそこを 訪れるのだが


幾年 通ったことだろう
その間 人口は減るばかりで
顔なじみのお年寄りの
顔触れも寂しくなってくる


それでも 村のたたずまいは
いつまでも変わることはなく
おやきの味も ちゃんと受け継がれ
道端の雑草も 毎年同じものが生えてくる


シゲさんは 村一番のお年寄りだ
今年も去年も一昨年も
ここ十年あまりの間
いつも一番のお年寄りだ


変わらぬものは 確かにあると
シゲさんを見てるとそう思う
若者たちは 街を目指した
古老達は  村を守った


守るために したことと言えば
そこに 変わらず住み続けること
ただ  それだけのことなのに
たった それだけのことなのに


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