FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

二丁目の一軒家



日よけは古い土ぼこりに
重く垂れて 日陰を作り
濡れ縁は虫が喰い荒らし
庭を映す磨り硝子の向こう
積み上げられた段ボール箱が
少しぼやけて透けている

その一番上の天井近く
丸い目をした人形が
無心に外を見張っている
持ち主は遠い獄に繋がれて
今は静かな心持ちで
注連縄の張られる日を待つばかり

帰らぬ主人を思うのか
月が中天にかかる頃
彼女は瞳を潤ませて
丸い瞳を潤ませて
再び朝が訪れるまで
かたく目をつぶるのだと

その斜向かいの公園の
砂場で遊ぶ少女から聞いた


スポンサーサイト
コメント
コメントフォーム








管理者にだけ表示を許可する






[ジャンルランキング]
小説・文学
12746位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]

1140位
アクセスランキングを見る>>

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。