FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ゴン太によろしく




コンビニの前の足の悪い猫によろしく

名前をつけてあげようって

ぼくら決めていたっけね

やっぱりゴン太がいいと思うけど

センス無いかな


でも あの年老いた大猫を思い出すとき

ゴン太と呼ぶことにするよ

きみはきみで違う名前で呼んだらいい

それぞれ勝手な名前を付けながら

きっとお互いのことも思い出すのかな


電車でたった四つ離れた きみの町に

ぼくはもう行くことも無いのだけれども

ぼくのつけた足跡が

しばらくは残っているだろうから

立ち止まることもあるかもしれないね


どうして ぼくら別れたのか

今となってはよくわからない

ただ 別れるんだという事実だけが

始めから決まっていた事のように

ぼくらの間に割り込んでいて


つないだ手と手の間にも

頼りなく もやもやとした

すきま風が入り込み

どうしても

ぴったりとはつないでいられない


今でも好きだと言ってしまったら

それはきみを辛くさせるだけだから

ぼくは ただこうして

猫によろしくと言ってみる

ゴン太によろしくと笑ってみせる




スポンサーサイト
コメント
コメントフォーム








管理者にだけ表示を許可する






[ジャンルランキング]
小説・文学
12746位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]

1140位
アクセスランキングを見る>>

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。