FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

風のいたずら



そのひとを見るのは 三度目でありました

子供たちが来なくなった 公園で

静かに 弁当を つかっておりました



ゆっくりと ごはんを 噛みしめながら

時々 遠くを 眺める様子は

親父の姿にも 少し似ていて



胸に つぅと 痛みも感じ

何か用事を言いつけて欲しいような

そんな気持ちに なっていると



冬の終わりの 一陣の風が

ふいに そのひとの帽子を飛ばし

追いかけたボクの 手の中へ



薄くなった 頭を下げて

ていねいに お礼を言われると

何だか 居心地が悪いような



それでも初めて 声を聞けて

なんだか胸が 暖かかった

風にお礼は 言いそびれたけれども



スポンサーサイト
コメント
コメントフォーム








管理者にだけ表示を許可する






[ジャンルランキング]
小説・文学
12746位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]

1140位
アクセスランキングを見る>>

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。