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街角



にぎやかな街角の 小さなざわめきは

懐かしいひとたちの 顔と顔と顔

訊きたいことが山ほどあって

聴いてもらいたいこともたくさんあって

ひとあし踏み出しかけながら

出してほしくない話題を怖れ

柱の陰に隠れたのです


僕には そう


置いて行かれた感覚もあり

属せなかった気後れや

なんとなくの気恥ずかしさに

やぁと一声が出せなかったのです

さぁてそれは何と言うんでしょうか

前にも増して語彙の貧弱な僕には

なんとも形容のしようもなくて


そんな日がありました

それは忘れられない出来事で

新しく得た場所もありながら

古い悔恨は皮膚の下にあり

いつでも浮き出してくるのです

あの懐かしいひとたちも

笑いさざめく今に至るまで


もしかしたら同じような

ことがあったのかもしれません

そう思うと かえって僕は

なんだか申し訳ないように思い

二度とは交わらない道の向こうの

再び来る分かれ道の予感に

臆病な心になるのです




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