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冬の日



ココアを一杯

それを両手で口に運んで

その肩には毛羽立った毛布が

遠くから訪れたひとを暖める


ストーブは窓を白く曇らせて

僕の部屋は下界を見ずに済み

ただ君の

口元の黒子を見るばかり


僕はね ひとりだったんだ

ずっとね ひとりだったんだ

それに慣れてしまったから

こんなに口が重いんだ


ふぅーふぅーふぅ

君は 湯気を見つめてる

僕は 昨日でも明日でもなく

この時に身をゆだねている


冬は苦手だな 気弱になるから

見るものすべてが哀しくて

なにもかもが縮んでいって

僕もだんだん縮んでしまって


「おいしいね」

たったそのひとことで

僕はもうあたたかで

肩の力もぬけてゆく





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