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ひざまくら


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雲が空を隠してしまい

流星は とんと見られなかった

だから代わりに虫の音を聴こうと

耳を澄ましてしゃがみ込んでいた


あれだけ騒がしかった虫達も

もうあまり残ってはいない

わずかに聞こえる声を愛で

僕はいつまでもしゃがんでいた


そうするうちに眠気が訪れ

僕は傾いて植え込みにもたれ

額に細い枝が食い込んだ

それは弱い痛みだったので


僕はそのままいつまでも

痛みを友に 傾いていた

足音が数人過ぎていったが

誰も邪魔はしなかった


痛みに寒さが加わる頃

僕はやっと身体を起こした

不思議なことに熱が引いていた

実は具合が悪かったのだ


僕を支えていた低木の名は

暗くて定かには判らない

明るくても僕には判りそうもない

けれども僕は頭を下げて


支えてくれたことを感謝していた

額には穴が開いたけれども





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